おや?とクリックすると、シタール奏者ラヴィ・シャンカルの生誕日だそうだ。
私の世代ではラビ・シャンカールと覚えたが、実際はカールとのびないとある。
1960年代半ば~70年代、ラヴィ・シャンカルは世界的人気が高く、私もインド音楽に興味を持ち、レコードやテープで楽しんだ。
音は似ているがシタールほど派手でなくやや低い音、三味線で言うと太棹のような、全体にのんびりとした味わいが良かった。
南北どちらも、弦をわざと何かに触れさせて得るビィーンという音が特徴で、日本の琵琶や三味線(太い弦のみ)にも同じ効果「さわり」がある。
ピュアな音を良しとする西洋の弦楽器には、ノイズ的な「さわり」はみられない。
20世紀初頭のアメリカでジャズが生まれるとノイズ的な音も取り入れるようになり、
メロディーとハーモニーで構成する西洋音楽と違って、ラーガと呼ばれるスケール(ドレミなどの音階)を即興で発展させてゆくのも特徴。
ヒンズー教音楽であるが、世代的にポップ音楽と相まった懐かしさを感じる。