よくあることさ

昨日、上野「アリエス」、水森亜土さんの月例ライブ。
レギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で出演。

相変わらずの盛況は亜土さん人気のお陰。
ご常連のTさん、「何かコール・ポーターの曲を聴きたいんですが」とのリクエスト。
3~4曲挙げてみたら、
「あ、そのジャスト何とか言うの、メロディーは浮かばないけど、多分聞いたことはあるように思うんです。それお願いします」

ワインに詳しくない私がレストランで、聞いたことがあるからそれと選ぶよう、という例えはTさんに失礼か。ま、そんなことで、トリオ演奏でお送りしたのは、"Just one of those things"、邦題は「よくあることさ」。

20代の頃、テレビ映画でミュージカル「カンカン」を観た。

フランス訛りの渋い俳優モーリス・シュバリエが、失恋して落ち込む若者を慰めるシーンで、台詞からそのままこの歌のヴァースに入って行くのが印象に残っている。

私も若者だったからか、シュバリエの優しく軽い口調に「ああ、こんなおじいさんにこう慰められたらさぞ楽になるだろうなあ」と思えた。

さて、本日は「俺のイタリアンTOKYO
ヴォーカルのAYUKOさん、ベース小美濃悠太さんと出演。