2017年仕事始め

昨日は今年の仕事始めで、銀座「スイング」、北村英治さんライブ。
ベース山口雄三氏、ドラム八城邦義氏、ゲストにクラリネット谷口英治氏。

多くのお客様が来店、北村さん相変わらずのお元気なステージ。

リクエストは久しく演奏しなかった"On the Alamo"、"Rosetta"。
"On the Alamo"は久々に演奏すると、やはりクラリネットに合う曲だと感じる。
曲としてはおとなしい雰囲気だがそこが良い味わいの曲だ。

"Rosetta"では作曲者であり名ピアニストだったアール・ハインズと北村さんが日本で共演した思い出も交えて、こちらは少々速めのミディアムテンポでメンバー諸氏快適なアドリブプレイ。

ジャズといってもそれぞれの演奏スタイルによって大きな違いがあるが、上の2曲などはおよそモダンスタイルの演奏では取り上げない曲でスイングならではかと思う。

私がジャズに興味を持ったのが1970年に入った頃、サッチモが死んでマイルスはどんどん進化していた時代。
世のジャズファンの多くはスイング、ディキシーランドのスタイルを過去の遺物と見なす偏重も強かった。

そんな昔話から時代を経た今、スタイル云々に関わらず出会う音楽が楽しいかどうか、個々人の好みによる良い時代だと感じている。

いつの世も多様な芸術スタイルがあって、多様な人々が好み支持することで文化の幅と深さが生まれる・・・なんちゃって。

さて本日は東銀座「俺の揚子江」、ソロ弾き語り出演。