昨年はよく仕事をしたように思うが、その分手や腕の疲労もあり、欲ばって仕事を入れる難しさを実感した。
今月はぼちぼちひまで、旅や寄席など余暇の予定も立てている。
カミさんというのは勝手なこと言うもんで、ひまだと「休みといえば聞こえ良いけど、無収入の日」と嫌味を言い、先月のように忙しいと「休みがなくて年末の買い物も行けない」と、どちらにしても文句を言う。
若い頃はいちいち癇に障ることもあったが、最近は聞き流して平常心でいられるのは長年の修行の賜物である。
などと主観的意見を述べたが、冷静に観れば違うだろう。
音楽家というのは日々の生活で何をするよりも音楽優先でエゴが強い生き物だと思う。
だから、聞き流す度合いは家内が勝っているに違いなく、感謝している。
60代、この先どうなるかは全く分からないが、とにかく健康と精進で今年も良い音楽を奏でたい。