これまでの人生で手術経験と言えば高校時代に足指の怪我、以後今年2回目で全身麻酔は始めてだった。
前立腺+虫垂摘出、入院中お会いした方は長年入退院繰り返し、明るく話される闘病をお聞きして自分など軽いと思った。
今月、退院直後から不安抱きつつ各所出演、27日は東京で北村英治さんとご一緒させて頂き無事仕事納め。
帰宅翌日は気が緩んだかどっと疲れを感じたが、昨日は元気回復し天候も良く近所ウォーキング、本日大晦日を迎えふと子供時分を思い出す。
旧芦原町(現あわら市)で育ち、運動苦手で色白で細くひ弱に見られ、人見知りがひどく親しい相手以外と話すことは苦手、ピアノお稽古男子少なく、何かとコンプレックス多かった。
原因の一つは祖母のアメリカ生活か、遠足で弁当を広げると私一人小さなバスケットにサンドイッチ、私も兄も周囲との違いは苦痛で「皆と同じにして」と頼んだ。
それでもいじめられた記憶もなく友達もいた、転入者が多かった温泉町気質か。
外で遊ぶより家で音楽とテレビの海外ドラマと寄席番組を見るのが大好きな子は、いつしか「皆と同じはつまらない」気持ちが芽生え、ギター、ベース、ピアノ演奏に没入。
やがて東京で演奏家人生を送り、帰郷して2年半になろうとする。
今年一年、地元福井と東京各所で充実した活動が出来たこと、周囲の支えに心から感謝。