なす術(すべ)

昨日午前中、妻と行った大型量販店でクリスマスソング、次の大型家具店でも。

もうそんな季節かと思いつつ午後は気温28度、Tシャツ一枚でクリスマスソングのアレンジ。

「ジングルベル」ブギウギアレンジ、ベースとドラムに譜面とサンプル音源、更に音使いアドバイス送信。

 

ピアノの「ブギウギ」「ストライド」は左手低音も駆使した奏法で、この時ベースはどう弾くかを知らないと音がぶつかってしまう。

これらの奏法は20世紀前半によく使われたが、後半-1950年代以降ーのピアノ左手はコード伴奏となる、その分ベースは自由な動きが出来る。

日常耳にするジャズというのは後半がほとんどで、こういう古典的奏法をいきなりやってもベースやドラム奏者に経験がないと「なす術がない」状態、全体がその色にはならない。

東京時代も上手くいかなかったことは幾度もあり、事前説明は必須。

ジャズは即興だ自由だと言っても、互いに共有する術(すべ)を持ち合わせてないと成立せず。

私の術とて限られるが、共演者に伝え理解得て演奏することで生まれる楽しさ、それが聴く人に伝わってくれたら幸い。

 

さて本日、12月3日コンサート共演の芦原中1年生トリオ「さんぽぽ」とのリハーサル、バッハ「G線上のアリア」「聖者の行進」初練習。

クラシックへのトライを楽しんでくれることを願って、いざあわら市へ。

 

11月-12月スケジュール