12月3日波松小ソロコンサートで中学1年生トリオ「さんぽぽ」と共演、今回新アレンジ「G線上のアリア」
10年ほど前にベースとのデュオで1度だけ演奏、以後機会があればやりたかったことと、この曲がバッハ作曲のキリスト教音楽でクリスマスに因んで。
この何かに因むというのは、選曲の理由付けとなる。
ジャズに特価したライブでなく、広く一般向けとなればお耳馴染みあろう曲を選ぶ。「ムーンリバー」「ひまわり」「A列車」など、クラシックなら「トルコ行進曲」ショパン「ノクターン」など。
場所もお客も始めてならいざしらず、同じ地域で毎回同じというわけにも行かず、馴染みなかろう名曲も紹介する、それも演奏家の使命。
とは言え、毎回でも馴染みない曲であってもお客を満足させるのは演奏家の腕、その補助として選曲の理由付けがあった方が良い。
その点クリスマスソングはシーズンものとして理由付けあり、定番曲の多くはスイングジャズ全盛期(1930年代~40年代)米国生まれでスイングアレンジとの相性も抜群。
今回「さんぽぽ」共演もクリスマスソングと思ったが、それではシーズン限定されるので、300年の時を経てなお世界中で愛されるこの曲にした。
誰しも耳にしたことがあると思うが、知らない方も聴き入ってくれることを願う。
耳馴染みも理由付けも必要だが、結局は演奏の善し悪しが全て。