上手く

昨日の東京はかなり冷え込んだ。

東銀座「俺の揚子江」にセッティングに行き、「今年も宜しくお願いします」とあいさつをすると、何と! 「今月いっぱいで閉店し、俺の焼肉に変わります」。新年早々残念な話。

昨夜は正月ムードも過ぎた感ありでお客様も少な目だったが、3回目のステージではステージ前の席に3人の女性。私と同世代か少し上か。

イパネマの娘」に反応あり、続いて「酒とバラの日々」、「シャレード」、どんどん反応増し。
更に「やはりその時代の映画『ティファニーで朝食を』」と告げた途端に、3人共に「あー!」という声と大きな頷き3回の反応マックス。

「あ、映画のタイトルだけで前の席の女性が」と言うと、別の席の女性が手を挙げて「私も!」と。
「あ!、そちらの方も」と向けると、大きく2回頷き満面笑顔。

こういう反応を受けて気分上々、「ムーンリバー」を弾き語り。歌もピアノもよけいに気が入る。

こういう曲は、ジャズ通好みとは言えぬ一般的なスタンダードナンバーだが、年中やっていても飽きるなどと言うことはなく、歌もピアノももっと上手く出来ないかという気持ちばかりである。

「上手く」というのはアレンジの工夫も大切にしつつ、本質的なピアノと歌そのものをより質を高めて今年も前進できればという気持ち。