ヌーベルバーグ

昨日、仏女優ジャンヌ・モローさんの訃報が大きく報じられた。

ファンになったのは私より上の世代だろうし、出演作品も「エヴァの匂い」「死刑台のエレベーター」くらいしか知らないが、この2作品共ジャズ関連の印象が強い。

私は高校生になっていたかの頃、映画「エヴァの匂い」をテレビで見た。
大人な内容だったと思うがストーリーの記憶はない。
ただ妙に覚えているのが、ジャンヌ・モローを随分と色ぽく感じたことと、ビリーホリデイのレコードで「柳よ泣いておくれ」を聴くシーンがあった。

映画「死刑台のエレベーター」は映画音楽をマイルス・デイビスが演奏したことでも有名になった。
子供時分にテレビで見た時は暗い印象の映画だったが、20歳過ぎて見直した時に、暗さはスリル感へと変化して内容もよく覚えている。

ジャンヌは夫殺しを計画、その実行犯の男がエレベーターに閉じ込められるんだが、後半で予期せぬ展開になったような・・・、うーむ、やはり記憶は曖昧、ちっともよく覚えてなかった、失礼しました(汗)。

あの頃(1950年代末~60年代初頭)のフランス映画はヌーベルバーグという新しいスタイルが話題で、ジャズが盛んに使われた。

私は子供から少年期に主にテレビでだったが、モノクロ映像、音楽のないドキュメント風なシーン、流れる音楽はジャズ、その雰囲気と芯の強そうな女性ジャンヌ・モローがピッタリだった印象がある。

訃報に接してわずかながらの印象がジャズと関連して思い出された。

さて、本日は横浜「俺のフレンチYOKOHAMA
若手ジャズクラリネット、宮崎佳彦くんと久々の共演が楽しみである。