音響機器の話

昨日、青山「俺のフレンチ・イタリアンAOAYAMA」にランチタイム、ソロ出演。

この系列店舗は楽器もPA(音響設備)も充実しているが、昨日青山店、ステージ内のモニター(自分の声を聴く)スピーカーに少々のトラブルがあったが、お客様への音に問題はなかったので、こちらも気にせずお送りした。

PAシステム、アナログ時代だとマイクやエコーなどの残響効果など目的のスイッチが一目で分かって操作できたが、近年デジタルシステムだと画面に情報を呼び出して操作、パット見てもその手順を知らないと操作できない。

残響音効果は歌声や楽器の音の余韻を残し、いわば音に化粧をするようなもので、通常、リバーブとエコー(ディレイ)をダブルで使う。

バーブは音がワーンと響くお風呂場効果で、これはかなり昔からギターアンプなどにもバネを利用したものが備えられていた。
これに、ワンワンワンと音を繰り返すエコーを足すとより効果的になる。

私が駆け出しの時代だと、エコーは磁気テープでの録音再生繰り返しによるものが主流だったが、20代後半(1980年頃)にデジタルディレイ(エコー)が登場した。

それまでの何分の一の大きさで、スピードも何も自由自在という便利さに驚いたが、しばらくするとそれが機械的だからと、アナログエコーの温かみを再現するデジタルエコーというのもあった。

もっとさかのぼって小学生の頃は、ギターアンプ真空管からトランジスタに代わって行った時代、電源入れてから音が出るまで時間がかからず発熱もせず便利だと、しかし、音が冷たいから真空管の方が温かみがあって良いと、更にさかのぼると・・・、この類の話はキリがないだろう。