予約満席、細長い店内のスペースにドラムのセッティング場所に悩んだ。
バスドラと、通常2枚のシンバルを1枚に減らした変則ドラムセットを組んで、なんとか収まった。
変則ドラムセットにも関わらず遜色ないプレイはさすが、トリオ演奏と亜土さんのステージを、お客様大いに楽しんでくれた。
開店当時は地元にピアニスト不在で、私は東京の仕事を調整しつつ福井との行き来が半年ほど続いた。
その中で、イベントとして北村英治さんをお呼びして、地元バンドとの共演ライブという企画があって、そこで北村さんとの偶然の初共演となった。
それから10年余り経て、北村さんのレギュラーとして開店15周年に出演。
マスターの白井さん、「私の店で高浜さんと北村さんの初共演、今度はレギュラーピアニストとして来てもらったことは感無量です」。
この言葉が忘れられない。
更にそれから15年、白井さん、そして北村さんがお元気で、再び郷里で演奏できることに大いなる期待と喜びを感じている。