明日は我がヒザ

昨日、銀座「スイング」、北村英治さんのライブ。
ゲストはトランペット筒井政明さん、テナーサックス&クラリネット白石幸司さん。
 
筒井さん、北村さんに「何かフューチャーでやろうよ」と言われて『スターダスト』を。
朗々としたトランペットで素晴らしい演奏、大きな拍手だった。
 
筒井さんとは20代からのおつきあい、私より3~4歳上だが、この頃ステージに椅子を用意してソロの合間に座っている。
「89歳の北村さんが立ちぱなしなんだけど」と思いつつも、特に本人に聞きもしなかった。
 
ひとつきほど前のこと、朝からパソコンとピアノに座りっぱなし、仕事に出る時に「運動不足解消」と最寄り駅までの1.8kmをかなりの速度でガンガン歩いた。
以前から駅の乗り換えは階段を使い、電車に乗っても余程空かないと座らない。

仕事終えて帰宅の電車が混んで立ちっぱなしだったが「足の運動になる」と思った。
 
ところが翌日、右ヒザが痛んで左足でかばって歩いた。
初めてのこと。

それからは、ゆっくり歩いて、駅ではエスカレーター、電車も座席が空けば座る。 
突然老け込んだようで情けない気もしたが、お陰で今は軽くなった。
 
昨日、演奏の休憩時間に筒井さんに話を聞くと、2年ほど前に山歩きで負担を感じ、その後自転車で転倒しかけて踏ん張ったのが決定打となってヒザを悪くしたそうだ。

ステージで座るも止む無しで、「明日は我が身」を実感する。

若手の頃からのつきあい、お互い年を重ねたなと思うが、北村さんを目の前にするとまだまだなのである。