低音部

暮れの予定でクラシックのフルートとチェロとの共演があるので、"The Christmas Song"のアレンジに取り掛かっている。

今回ベースはなく私のピアノと歌にフルート&チェロという編成。

チェロは低音域まであるが、単にベースの代わりでは楽器の魅力が生かせずアレンジが難しいところ。

通常のバンドにはベースはあって当然だが、古い時代のジャズにはない録音も多い。

史上初ジャズ録音と言われる1917年の"O.D.J.B"(オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド)、その後のベニー・グッドマン・トリオ&カルテットもベースなし。
ピアノとドラム(バスドラム)で低音部を奏している。

当時のアコースティック蓄音機では低音がズンズン出なかったからだろうか?

私の知る限りポップスなどのウッドベースがエレクトリックに変わったのが1960年頃かと思う。
それ以前からカントリーなどで4弦のベースギターもあったが、ウッドベースの味付けとして使われていた。

ジャズのウッドベースもベースアンプで低音を補正するようになって、80年代には電気的なウッドベースの音も好まれたが、最近は再びアコースティックな音が主流。

さて、本日は銀座「スイング」、北村英治さんのライブ。
ベーシストは小林真人さんで、アンプ使用せず生音をマイクで補正するこだわりの奏者。