素晴らしいスコット

一昨日、新幹線で大阪に、北村英治さん、ベース山口雄三さん、ドラム八城邦義さん、そしてゲストに、テナーサックスのスコット・ハミルトンさん。
快晴で富士山が美しかった。
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毎年恒例の大阪エイジクラブ主催によるコンサート、フェニックスホールにて。
マイクは歌とトークのみで楽器は生で、ごく軽くリハーサル。

スコットさん、"Nightingale In Sung in Berkeley Square"(バークリースクエアのナイチンゲール)。
ラストに付くおきまりのメロディーまで吹いて、「ここも(伴奏を)弾いてくれ」と、「私はここのところあまりよく知らないから、好きなようにコードを弾いてくれ」と。

こんな世界的な凄い人でも、よく知らないということがあるのかと、驚きというか安心したというか。

第一部はカルテットのみで、北村さんお馴染みの曲。

第二部はスコットさん参加。
リハでやった曲以外に、「恋人よ我に帰れ」「チェロキー」、そして「スカイラーク」、エンディングのテナー・カデンツァソロ、ロングトーン押さえた音色の美しさ、実に素晴らしい名人芸だった。

共演を重ねてもそれなりの緊張感はあるが、とてもフレンドリーな人柄で私たちがリラックスして演奏させてもらえるのはありがたい。

動画で見つけた1982年のベニーグッドマン共演のことを話して、どんな人だったか聞いてみた。

スコット「うーん、そうだねぇ、ところどころ普通で、ところどころ変わった人だったね。
曲の打ち合わせも大して言わず、口笛吹いてたりしたから」

北村さんの元気さを、「トニー・ベネットもステージでは90過ぎなんて感じられないけど、降りるとそれなりの感じ、でも、エイジサンは違う。
知る限り、89歳であれほどしっかりした演奏家は少ない」

さすが、話しに出て来る人が大物過ぎる(汗)が、北村さんのお元気が世界的お墨付きとは凄い。

北村さんのお陰で、こんな世界的な演奏家との共演ができることに大きな感謝。
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