若き思い出

昨日のブログに書いた、ギネスとマティーニ
今から40年余り前、駆け出し時代の洋酒は高級品だった。

一流ホテルに演奏に行くとそういう洋酒がずらりと並んでいたが、自分には手が出ず、洋酒の本を買って眺めるのが精いっぱい。

本にギネスが紹介されていて気に留まり、ある日銀座を歩いていたら、ビルの前にマイクロバス程の広さにカウンターのみの出店、店先のメニューにギネスの文字。

さほど高くなかったので思い切って入って、わくわくしながら飲んだ。
「ああ、こういうのか!」。

マティーニは、往年の映画「アパートの鍵貸します」「麗しのサブリナ」他で印象に残り、それがジャズのイメージと相まって、ジンとベルモットを買い込んで家でも作って飲んだ。

そんなことで、昨日ブログに「カッコ良い大人憧れツール」と勝手な解釈を書かせてもらった。

アルコール許容量がめっきり減った今はそれらを口にすることもなく、余計に若き日を懐かしく感じる。

さて本日はヴァレンタインデー、銀座「スイング」、北村英治さんのライブ。
"My Funny Valentine"が出るか否か、北村さんの選曲次第。