令和初日の夜

昨日は雨、大型10連休の東京都内は普段よりも電車はやや空いているが、キャリーバッグを引く人が多い。

池袋駅はいつもながらの凄い人だが、通路に直結したデパートの広告に「令和フェア」の文字、他の店先にも目立つ。

「ばがぼんど」、ご常連Oさんが久々に来店、以前私のライブで聴いた「ティピラリーへの道」"It's a Long Way To Tipperary"と「慕情」をリクエストされて、久々にお送りした。

Oさんはジャズもお好きだが濃いビートルズファンで、スタンダード曲の合間に「ミッシェル」「アンドアイラブハー」などをピアノ演奏。

昨年「ホワイトアルバム」のリマスター盤を購入されたそうだ。

Oさん「LPレコードからCD、リミックス盤とか、既に3枚ほど持ってたんで買うつもりはなかったんですが、FMラジオでその新たなリマスター盤を聞いたら、それまで聴こえなかった楽器の音が聴こえるんで、また買っちゃいました

マスターテープに録音された多くの楽器などをバランスよく調整して、世に送り出す。

それを再調整するのがリマスターで、隠れた音を少し前に出すだけでも聴いた印象が違う、そこにファンは新たな感動を覚える。

半世紀余り経っても新ネタでファンを魅了するビートルズって凄い、という熱い会話を交わした令和初日の夜でした。