地元共演者

一昨日「アオッサ」での演奏は大きな充実感を得た。

白井淳夫さんのアルト、武田幸夫さんのテナー、お二人とは長いおつきあいになるが、あらためて見事な演奏に感服。

東京時代も帰省や仕事で白井さんとの共演は度々あったが、武田さんは少なかった。

その武田さんから昨年Uターン直後にライブ依頼を頂き共演、その演奏と地元人気の高さを知った。

お二人のみならず、ベース今井くん、ドラムのタクくんも申し分ないプレイだった。

ご両人と私のトリオも組んで今夏スタートしている。

 

帰郷から1年余り経ってコロナ事情も緩和傾向にある中、地元での活動が徐々に広がり行く。

ピアニストは一人でも活動出来るが、やはりバンド演奏はジャズの醍醐味であり、郷里に素晴らしい演奏家がいらして共演出来ることはとてもありがたい。

今後地元の若い世代にジャズ演奏家が育ってくれれば、その一助になれればと思う。

 

11月ー12月スケジュール

 

 

 

地元ジャズ

昨日、福井駅すぐのアオッサ8階ホールで「不動産とジャズ」

不動産と相続の講演と白井淳夫・武田幸夫グループのコンサート。

ベース今井雪央さん、ドラム、タクさん、ヴォーカルは畑晴美さん、皆さんすっかりお馴染みになった地元メンバー。

曲目は「モーニン」「ウイスパーノット」などハードバップのナンバーとスタンダード、白井淳夫さんのアルトと武田幸夫さんのテナーのコンビネーション抜群、展開されるアドリブも実に見事だった。

 

ヴォーカルの畑さんは、白井さんからライブ「シライハウス」経営を今月引き継いだばかり。一昨日も営業と閉店後の仕事に追われ深夜帰宅し午前中のリハーサルに駆け付けた。

現在、白井さんとママが店に通いサポート、出港した船がこれから大洋へ向かう。

私も微力ながら演奏で応援、共に前進して行ければ幸い。

 

11月ー12月スケジュール

 

 

 

 

お寺ライブ

昨日、家から近い三国の敬勝寺「ほんこさん(報恩講)」に出演。

石川県からお越しのお坊さん講和30分の後に私のソロ演奏、参加された檀家さんは女性が多い。

男性はと言うと、越前ガニ漁解禁に向け船の準備、昨夜出港し日付変わる午前0時に操業開始、本日から地元と県外に提供される。

 

晴天に恵まれ、午前11時と午後14時半の2回、「枯葉」「蘇州夜曲」「私の青空」「里の秋」他。

控えに頂いた部屋の書棚は、書籍、CD、レコードコレクション。

ジャズ、クラシック、落語(桂枝雀さんのが多かった)、北村英治さんのアルバムも、音楽一家のお寺で幸せな一日を過ごさせてもらった。

さて本日は福井駅前アオッサ「不動産とジャズ」に出演、不動産と相続に関する講演とジャズという企画。

アルトサックス白井淳夫さん、テナーサックス武田幸夫さん、双頭バンドに共演。

 

11月ー12月スケジュール

 

 

 

ごえんさん

一昨日ブログにお寺のお坊さんのことを私が育ったあわら方言で「ごえんさん」と書いたが、永平寺町出身の妻は「ごぜん」と言ったそうだ。

たかだか20kmの距離で違う面白さだが、昨年、長い東京暮らしから帰郷して感じた方言の変化。

イントネーションは昔と変わらないがピンポイントのローカル言語は減って、福井県嶺北地方で平均化し一部標準語化も、子供には理解出来ぬ方言も多くなった。

 

すぐお隣、石川県加賀地方の名物「娘娘饅頭」(にゃにゃまんじゅう)、娘=「にゃ」は地域方言で、中国語「ニャン」と発音酷似の不思議。

漢字「娘」語源は妊婦だそうで中国語では母の意味もあり、「娘娘」は女神、皇后など高貴な女性らしい、中国人観光客がこのお土産をありがたく思うかは分からない。

 

さて本日、家から近い三国町の敬勝寺に伺ってソロ演奏。

親鸞聖人の祥月命日に行われる「報恩講」の一部で、音楽愛好家の”ごえんさん”に呼んで頂いている。

午前と午後の2回、15分ほどの演奏予定。

 

11月ー12月スケジュール

 

 

 

思いつくまま

福井市の老舗ジャズスポット「シライハウス」、創業者白井淳夫さんから畑 晴美さんへと受け継がれ新たなスタートを切った。

毎月出演させて頂いている銀座「スイング」の現社長は創業者のご子息で、若い頃系列店スタッフとして修業時代を経て、代を継がれてようやく軌道に乗り始めた頃に襲ったコロナ危機、今ようやく乗り越えようとしている。

その危機は「シライハウス」の灯も消すかと思われたが、ここに継承されたことは先代の白井さんがいかに地域に愛されて来たかを改めて知る。

やはりコロナきかっけで昨年帰郷した私、新体制の「シライハウス」に出演。

 

Uターン以後の活動は企画もの、つまり、支援チームがチラシ告知、集客、私はテーマを決め構成準備する出演が多くなったが、何の準備もなく思いつくまま気の向くまま、ジャズ演奏家本来の姿とも言える「シライハウス」出演に新鮮な思いと期待を抱く。

出演予定は以下、いずれも金曜20:30~30分×3回。

11/18

12/2、16、23

新シライハウスHPは現在制作中

 

11月ー12月スケジュール

 

 

 

ほんこさん

今週末土曜は近場のお寺での演奏に呼ばれている。

お寺の行事、報恩講でのジャズピアノライブ。

このお寺のご住職がジャズ好き、そのご子息も同様で、アメリカにジャズ留学経験あり、現在は高校の吹奏楽指導でジャズナンバーを多く取り上げる。

更にご自身もジャズサックス吹かれ、ピアノを私のレッスンに通われている。

 

報恩講は子供自分「ほんこさん」と覚え、ご住職のことは「ごえんさん」と言っていたが、今は地元でも耳にしない方言となった。

 

 

マイクスタンド

ロックンローラージェリー・リー・ルイスさん87歳での訃報。

少年時代にロックンロール「ジョニーBグッド」イントロがカッコ良くてギターでコピーした。

ところがラジオでジェリー・リー・ルイスのピアノ弾き語りを聴いて「あ、ピアノでもいけるんだ」と楽器の表現力を知った瞬間だった。

この方、弾き語りなのにストレートスタンドを使うことも印象的だった。

 

ストレート(直立式)スタンド(写真左)は歌や管楽器などで使われるが、ピアノ、ギター、ドラムなどの弾き語りだとブーム(中折れ式)スタンドを使う。

ジェリーさんデビューは50年代後半だが、ブームスタンドが普及した60年代以降の映像を見ても常にストレートを使用。

過去私もストレートしかない会場で弾き語りしたことがあるが、右足脇にスタンドを置きマイク、スタンドで右手の動きが制限され演奏は不便だった。

訃報近影にも自己表現のスタイルに強いこだわりを感じた。

 

11月ー12月スケジュール