作詞作曲
「サウンド・オブ・ミュージック」(1965)、公開当時は私は小4で兄が買ってきたサントラLPでどの曲も馴染んでいたが、映画を観たのは20歳頃。
登場曲「私の好きな物」「ドレミの歌」「エーデルワイス」などの曲が幅広い世代に知られていることは、数あるミュージカル映画の中でも稀。
戦時下のオーストリアからナチを逃れて国外脱出する合唱団一家の実話を元に、ブロードウエイでの舞台初演が1959年。
作曲家リチャード・ロジャースは30年代に作詞家ロレンツ・ハートとのコンビで「ブルームーン」「マイファニヴァレンタイン」など、作詞のオスカー・ハマースタインⅡも有名作曲家と「朝日の如く爽やかに」「恋人よ我に帰れ」など、いずれも後世に残る作品を生んでいる。
ロジャースがハートと組んだ曲は都会的で粋な小唄が多かったが、ハマースタインと組んで以後「南太平洋」や「サウンドオブ~」など、スケールが大きいというか作風の変化を感じる。
時代の流れもあれば作詞者の影響もあるかと思うが、スタンダードジャズとして取り上げるのは「ロジャーズ&ハート」時期のものがほとんど。
まだ書き足らないので、明日に。