昨日、雨の銀座「俺のやきとり銀座9丁目店」、17時代から満席は「まんえん防止」措置で8時閉店だからだろう。
「シェルブールの雨傘」「レットイットビー」「フライミートゥザムーン」などソロ演奏、ほとんど若い世代のお客様、よく楽しんでくれた。
映画と音楽ー夜の豹
映画「夜の豹」"Pal Joey"(1957)、フランク・シナトラ主演。タイトルは知っていたが観たのはつい先日、こんなジャズ映画とは知らなかった。
全曲リチャード・ロジャース作曲とロレンツ・ハート作詞、"Bewitched"、"My Funny Vallentine"、"I Did't Know Time It Was"他。
邦題「夜の豹」は主人公のことだろう、歌手ジョーイ(シナトラ)は自信家で押しが強く女性問題であちこちクビになり文無しでカリフォルニアへ、ショークラブに昔馴染みのバンドを見つけて入り込む。
コーラス&ダンス女性の一人(キム・ノヴァク)がジョーイの目に留まる。
そこに登場する富豪未亡人(リタ・ヘイワース)、実は元ショーダンサーでジョーイの昔馴染み。
当て付に"Lady Is A Tramp"(レディは気まぐれ)を歌うが、それが気を引いてジョーイに惚れ恋のさや当てへ。
この映画と同じ時代にアメリカで放映されていたテレビ番組「ナット・キング・コール・ショー」、日本では放映されていなかったが以前ビデオ化されて観た。
30分番組で毎回替わるゲストはエラ・フィッツジェラルド、メル・トーメ、キャブ・キャロウエイ、ハリー・ベラフォンテなどなど。
コールさん「枯葉」を歌う隣に英語詩を書いたジョニー・マーサーがいたり、オスカー・ピーターソントリオでコールが歌ったりとお宝映像満載だった。
コールが「新曲は今流行のロックンロールです」と言って歌う"Send For Me"、今の感覚で聴くと多分にジャズっぽいが、当時(昭和32年)日本もロカビリーブームの夜明け。
キング・コールも60年代に入ると、ジャズ要素薄くなり「ランブリングローズ」などカントリー風のヒット曲、私の世代はこの辺りからリアル。