福井県坂井市の三国町は名勝「東尋坊」があり、育った隣町として幼児期からよく行った、現在の住まいも近いので買い物で毎日。
江戸時代から北前船交易で栄えその歴史を偲ぶ通りがあると聞いていたが、あまりに近くてわざわざ訪ね歩こうと思わなかった。
昨日、妻が散策したいと言うので行ってみることに。
家から車でほんの数分、公共無料駐車場に停めて3分ほど歩く。
古い家並のある住宅路地の先に洋風建物が目に入る、「旧森田銀行」、大正期の文化財として保護されており館内を見学、立派な造形に感心。
銀行の隣には伝統「三国祭り」山車の倉庫。
この向かいに文化財として保存される旧家、台所のポンプ井戸や五右衛門風呂に同町にあった親戚の家を思い出した。
並びのカフェ「タブノキ」へ、お洒落な雰囲気でコーヒーを頂いて感慨に浸る、近場でこんな風情を味わうとは。
帰りに三国駅前(えちぜん鉄道)を通ってみると子供時分の記憶と別世界に驚く。
東京からUターン半年で浦島太郎の驚きと発見はまだ続く。