一昨日、銀座「スウィング」で久々にご一緒したピアニスト秋満義孝さん。
若き私がイベントでご一緒の折り、バンドリハーサル終えた後も本番直前までお一人でピアノ練習されている姿を尊敬したことをお話すると、
「あれはね、私が旧制中学の頃に戦争がひどくなって学校の授業もなくなり、ピアノ練習も十分出来なかった。だからああしてね」
この４０年余り幾度もお会いして単に練習熱心な方と思ってきたが、初めて時代背景の理由をお聞きした。
近年右腕と指に支障があり長時間の練習は出来なくなったそうだ。
音楽性は私とかなり共通するが、シンプルな音遣いで素晴らしいピアノ世界は私にないこと。
もっとお話をしたかったが、北村さんバースデーの混雑で叶わなかった。
次にお会いするのは１０月の神戸ですかねと申し上げると、秋満さん「さて、行けるといいですけどね」、私「絶対お会いできます」
北村さんと秋満さん、２０代の私が憧れた大先輩お二人がご健在であることはもしかしたら奇跡的なことかもしれないが、この先も続いて欲しい思いを更に強く抱いた。
