本日は河合公民館の月例講座、参加者全員でジャズを歌って因む解説。
課題曲は「ペーパームーン」"It's Only A Paper Moon"、1933年に舞台の為にかかれたが、40年代、エラ・フィッツジェラルド&デルタ・リズム・ボーイズ(コーラス)共演盤がヒットしたそうだ。
それを終戦まもない日本で江利チエミさんがコピーし日本語歌詞を交えて、実に上手く歌っている。
江利さんは渡米され帰国後、デルタ・リズム・ボーイズ来日共演、録音を聞いたことがあるが、エラばりの歌もスキャットも実に見事。
ナット・キング・コールも40年代~50年代にかけて幾度も録音。
ピアノ弾き語りのトリオ時代、割とゆったり目のテンポでインストから始まり転調して歌うアレンジが素敵。
ピアノから離れ人気歌手となって以後、1957年の弾き語り再演ジャズアルバムではぐっとアップテンポ、これまたキレの良い歌とピアノアドリブが実に見事でカッコ良い。
1991年、キングコールの娘ナタリーが亡き父を偲んだアルバム「アンフォゲッタブル」でこの「ペーパームーン」をヴァースから歌っている。
本日は天候も良く午後の楽しいひとときになれば幸い。