現実風景

「この素晴らしき世界」"What a Wonderful World"は、60年代後半、ベトナム戦争の悲惨さに平和を求めて書かれた曲とある。

作曲者G・ダグラスはペンネームで、実はジャズ名作アルバムを多く制作したプロデューサーのボブ・シールと知って意外に感じたのは、曲がジャズっぽくないから。

80年代後半の映画「グッドモーニングベトナム」でサッチモルイ・アームストロング)が歌い、日本でもジャズ歌手がこぞって取り上げ私はピアノ伴奏した。

 

他のジャズバラードに比べて惚れ込む曲でもなかったが、北村英治さん共演開始まもない頃に「これ歌ってみないか」と。

当時弾き語りに慣れておらず自信なかったが巨匠の言葉を受けて練習、ライブで歌ったら拍手、改めて曲の良さを知り大切なレパートリーのひとつになった。

シンプルなメロディーが誰の心にもストレートに響くのだろう。

 

〽青い空に白い雲、緑の木々、なんて素晴らしい世界

行き交う人々は握手を交わし「ごきげんよう」と

それは愛してますと言うこと

 

弾き語る時は常に美しい風景のイメージが心に、それが今回北村さん復活ライブではUターン帰郷した現実に変わっていた。

現実の自然は災害ももたらすが、音楽が誰の心にも癒しになってくれたらと願う。

 

昨日の夕景

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8月22日「森のめぐみ」ライブは昼夜予約満席となりました。

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