巨匠の気遣い

先日の北村英治さん復活ライブ、いつも通り曲は決まっておらずピアノ脇に置かれるリクエストカードを私が選曲、北村さんが進めた。
1日目はラスト「シング・シング・シング」、聴かせ処はドラムとクラリネットお二人のロングソロで、19:30の終演時間が5分ほど伸びた。


2日目は終演後に20:09の新幹線に乗車予定、マネージャーが気遣って北村さんに「19:30時間厳守でね」と、それでも銀座スイングは東京駅に近いので十分余裕はあった。

 

ラスト曲やはり「シング・シング・シング」、八城邦義さんのドラムソロ、谷口英治さんのクラリネットソロで盛り上がる。

ジャズはその場に応じてソロの長短自在ではあるが、お客様の反応も良くここは短く出来ない流れ、続く北村さんソロで少々延長するだろうが余裕あり。

ところが北村さん腕時計チラ見しご自身のソロやらずドラムに合図、全員でエンディングフレーズ突入し19:30ピッタリに終わった。


ステージ降りて谷口さん「ソロ長くなってすみません」と、私「いえいえあの流れは当然、時間は全く大丈夫だよ」。

北村さんに感謝を述べると「間に合うかい?」、92歳巨匠の気遣いに感激。

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銀座スイング控室 コロナ感染防止対策で出演者の飲料は紙コップ使い捨て