昭和の話しだが、昨日書いたレストラン「カナユニ」は「かなりユニーク」の略、創業者のマスター横田さんからお聞きした話をよく覚えている。
「店名の通り面白いことやったよ。クリスマスで常連客ばかりチケット制貸し切りにしてさ・・・」
お客が料理と美酒を楽しんでいると突然警官数名が乱入、「違法営業の疑いで捜査します!皆さんその場を動かないで下さい」
お客全員凍り付き地下で入口ひとつ逃げ場なし。
警官が各テーブルを回り始めると静寂と緊張しばし、と、突然バンドが演奏始め「はい、どっきりでした!」でスペシャル料理が。
「警官は劇団の若手に頼んだんだけど、長髪もヒゲ面もいるし腰のモデルガンは西部劇で使うようなのもあるし、よく見ると変なんだけど皆さん真っ青、こっちは笑いこらえるのに必死、いやぁ面白かった」
怒る客とてなく大盛り上がりだったそうで、大人のシャレと遊び心、ジャズに通じる。
さて本日、福井新聞社へ取材を受けに伺う。