昨日勝山へ、このチーム単独発表会まで6日に迫って披露曲の最終確認。
皆さん本番での緊張を口にされ、私「譜面や歌詞は覚えたつもりで本番で真っ白になることがあるから、見て良いから持参して」
これはプロ演奏家や歌手でもある、そう言う私も。
弾き語りは40歳頃からぼちぼち、ピアニストの隠し芸程度だった。
45歳になって北村英治さんとの共演開始、最初の本番で「ジャズコーラスやってたから何か歌うかい」と、多分「君微笑めば」を歌ったと思う。
当時暗記している歌詞は数曲のみ、それが毎回本番で「今日は何歌う?」、こらいかんと歌猛練習が始まった。
少しずつ歌レパートリーを増やすと北村さん、「高浜は何でも歌うんですよ」と誇大コメントされるようになり、その度に私「いえいえ」とソフト否定。
ある時北村さん「リクエストでテネシーワルツ、高浜が歌います」
えー、私は歌ったことない! お客様わっと拍手「いえいえ」不可避の状況、子供時分から歌詞は知ってる、えーいままよ。
歌詞『恋人とダンスパーティーに行き、昔の友人にばったり会い恋人を取られる』が、歌い始めて最初から取られた歌詞が出て体中冷や汗。
間奏で北村さん情感溢れるクラリネット、私「いきなり失恋するんかい」と自虐の念。
こんなのは序の口で失敗経験は豊富。
今はスマホで歌詞も譜面も出るが、そんな緊急措置がない時代は大変だった。