こうもり

ジャズピアニストのブログなのに中国ネタばかり多くて、こんなブログ読んでくれる人がいるのかと思いつつも、昨日の続き。

中華圏のラッキーカラーは赤の他に「金」。
「金」と「玉」(ぎょく)で財宝を表す。お断りしておきますけど、以下必ず「きんぎょく」と読んで下さい。
「金玉満堂」(豊かさが周囲に満ちる)は中華料理店でもよく見る祝い言葉で、北京に「金玉大厦」(きんぎょくビル)という立派なビルもあった。

「金魚」も、「金余(ジンユー)」(金が余る)と発音が同じなので縁起が良い。
 
日本人が「えっ!?」と思うラッキーシンボルが「こうもり」。
「蝙蝠」(ビエンフー)という発音が「変福」(福に変わる)と同じで縁起が良い。

昔、日本のたばこで「ゴールデンバット」というのがありました。子供の頃によく見かけたがちょっと不気味なデザインだと思った。
元々、中国への輸出向けにデザインしたそうだが、あの頃の大人はそんな由来を知っていたのだろうか。
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子供の頃、夕暮れ時にこうもりが飛ぶのをよく見た。鳥と違ってジグザグだったり急に方向を変えるような飛び方が不気味で、昼間に道端で死骸を見たら顔が何とも気味悪かった。
だから、♪夕暮れに~こうもり飛ぶよ~、ランララン♪なんて歌は聞いたことがないし、ドラキュラとか悪魔の羽とか悪のイメージに使われる。
かとおもえば、昭和な話しで恐縮(と口だけ)ですが、「黄金バット」とか、アメリカ「バットマン」とか正義のヒーローとしても使われてるなあ。
 
また今日もとりとめない話しになってしまったので、この辺でやめとこう。