地元で落語

昨日は以前から予定して仕事を入れず落語を楽しんだ。
地元、「小金井市・宮地楽器ホール」での新春落語会。
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柳家権太楼「道灌」
-仲入り-
三増紋之助(曲ごま)
柳家小さん幇間腹」(たいこばら)

いずれも馴染みのある噺でベテラン芸を大いに楽しんだ。
 
私は、さん喬師匠の「ちりとてちん」を上方落語として覚えたが、江戸落語として初めて聞いた。
江戸落語酢豆腐」と同じようで設定が少々異なる。
 
酢豆腐」は夏、町内の若い者が集まって酒を飲む、何かつまみをと言う時に食べ忘れて腐った豆腐に気付く。
それを捨てずに、キザで嫌みな若旦那に食べさせようと画策。
そこに通り合わせた若旦那を呼び込み、グルメだ物知りだとおだてて遂には食べさせる。
 
ちりとてちん」も暑い時期、あるご隠居が気の良い男を呼んで料理を馳走するが、食べ忘れて腐った豆腐があった。
それを捨てずに、気の良い男を奥に隠れさせ、何を馳走しても屁理屈を言う知ったかぶり男を呼んで食わせる。
 
江戸と上方共に、腐った豆腐を悶絶しつつ食す場面が芸の見せ所。

いずれも60代末のベテラン芸を堪能した。
自分が年齢を経ても、スタンダード噺が時代を超えても、変わらず楽しめるところは素晴らしくありがたい娯楽だと思う。
その点ジャズも同様、と、くくっておきたい。
 
さてさて、本日はこの冬初の本格的な雪で、朝から交通情報を見ている。
いつもより早めに出て「俺のフレンチYOKOHAMA」へ。
ベーシスト、仲石裕介くんとデュオで出演。