ごった煮

またまた昨日の続きになるが、日本で一般的に「シャンソン」と言えば、1950年代辺りまでのフランス流行歌曲で、中でも「枯葉」「ラ・メール」などはジャズ定番曲にもなっている。
それ以降のヒット曲を「フレンチポップス」と分けていると思う。
 
私が小学生の頃、テレビで日本人シャンソン歌手が歌っていたが、フレンチポップスの走りとも言えるシルビー・バルタンの「アイドルを探せ」が大ヒット。

あの辺りが往年のシャンソンとフレンチポップスの変わり目、というか世界的にロック、ポップス時代へと移行した時期だったのだろう。

当時(1960年代前半)イタリアのヒット曲も多かったが、こちらは何故かイタリアンポップスと言わず「カンツォーネ」だった。
ライナーノートのイタリア語歌詞にはカナがふってあって小学生でも一緒に歌えた。
 
仏語「シャンソン」も伊語「カンツォーネ」も「歌」を意味するが、「ジャズ」の語源は諸説あり、混沌とした語感の通り歌も楽器もごった煮の魅力を感じている。

私は弾き語り、ピアノと歌のごった煮にもっと旨味を効かせたい。

さて、本日は埼玉県大宮市「ファイブ」。
水森亜土さん、ヴァイブラフォン大井貴司さん、ベース山口雄三さんと出演。