1曲に喜び

昨日、上野「アリエス」、水森亜土さんとレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)での月例ライブ。

60年代の映画音楽が好きだと言うお客様のリクエストで「モア」をトリオ演奏した。

この方は私に近い世代で、「子供の頃に母が洋画ファンだったんで、この時代の映画音楽が好きなんです」と、とても喜んで頂いた。

終演時、この方と別の席にいた若い女性が、「『モア』好きなので、聴けて良かったです」と意外な反応に私、「あら、お若い方があの曲をご存知で良かったです」と。

1962年の映画「世界残酷物語」のテーマ曲で、私が小学生時分に演奏や歌で随分ヒットした。

ほぼ同時代の映画音楽、「酒とバラの日々」「ムーンリバー」などは、今もスタンダード曲としてライブでもリクエストも頂くが、「モア」はほとんどない。

ほぼ同時代の大ヒット曲であっても、スタンダードとして残る曲と何か違いがあるようだ。

とはいえ、1曲が随分と世代の違うお二人に喜んで頂いたことは嬉しい。