リアルな60年代

昨日、銀座「シグナス」、水森亜土さんとレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)での月例ライブ、新年初出演。
変わらず亜土さんファンがお越しになってくれた。

お客様からトリオへのリクエストが「シャレード」。

私はラテン~4ビートアレンジでも弾き語るが、映画音楽としてのリクエストを受けてジャズワルツで。

じゃあついでにと、60年代映画音楽ミニ特集で、「モア」「男と女」も演奏。

スタンダードジャズ、というとくくりが曖昧なので、私のレパートリーと言った方が適切か、それは20世紀初頭から60年代辺りまでの曲がほとんど。

子供時分に、「煙が目にしみる」はプラターズ、「キャラバン」はベンチャーズ、「ベイビーフェイス」はブライアン・ハイランド、それぞれのオリジナルヒットと思って覚えたが、実は私が生まれるずっと前に作曲されで既にスタンダード曲だった。

そんな時代とかジャンルなど知らずに一緒くたに「外国の音楽」として聞いていた訳だが、60年代の新譜ヒットはやはり「新しい」と感じた。

それは新品のレコードジャケットだったり、当時のトップスターの映画だったり、子供ながらにリアルな記憶としてある。

とは言え、演奏に際してはそれらの曲が何か特別に違うことはない、と思う。