コリドー街の今昔

昨日、銀座「俺のフレンチ・銀座コリドー街」にソロ出演。
店名の「コリドー街」は新橋駅の近くから首都高沿いに伸びる細い通りの名称だ。

店のすぐ並びのビルに控室があって、系列店舗出演者と一緒になる。

「俺のイタリアンJAZZ」出演のヴォーカルの愛田美樹さんと久々の再会、ピアニストは初対面の方で、福岡から来た月岡翔生子(つきおかしょうこ)さん。

「俺の」シリーズは、東京。横浜の他、大阪、松山、新潟、そして福岡にあって、大阪以外は連日ジャズライブがある。

月岡さんはその福岡店に出演されていて、東京に1週間滞在中の出演だそうだ。

私は出演スケジュールのブッキングは地元に任せてあるかと思っていたが、聞けば、全て東京本社で管理しているとのこと。
東京、横浜、他の地域で合計10店舗のブッキングがいかに大変な作業かと思う。

以前もブログに書いたが、このコリドー街にかつてあったジャズクラブが”ブッキングミス”で有名だった。

昭和の話だが、ブッキング担当Hさんは専任にも関わらずミスが頻発した。

トリオの予定が誰も来ない、かと思えば同じ日にバンドがダブったり、ベースが来ない、ドラムが二人来る、などなど。

当時Hさんは50代~60代、まだまだ大丈夫(?)だったはずだ。

ミスが起こる度にHさん苦笑いして
「あれぇ、おかしいなあ?手帳に書いたんだけどなぁ?いやぁ申し訳ない。来月多めに出演してもらうから勘弁してよ」
で済んだ実にのんびりした時代だった。

銀座コリドー街、そんな思い出もありつつの今。