賑わいをよそに、ジャズバー「クラヴィーヤ」は静かな大人の空間。
クラリネット名手、谷口英治さんと私のデュオによる「第三回小唄名人会」。
昨今ライブでもどこでも生で聴くことが稀有となったジャズのスタンダード特集で、まさに「古き良き「」というフレーズが似あう小唄ばかり。
Again
Guilty
Sweet And Lovely
Red Roses For A Blue Lady
I've Herd That Song Before
他
私の弾き語りで
Ain't Misbehavin'
Stars Fell On Alabama
他
「キス」も名人クラリネットで。
谷口さんとは「俺の」シリーズでデュオを組んでくれたことが、さしでじっくり演奏するきっかけとなり、長い休憩時間にお互いの音楽性を語り合ったこともこのライブへつながったようだ。
「高浜さんとの会話の中で、お互いがこういう時代の曲を好きだということ、それが時代の再現でなく、そこに自分たちの今の感覚を持って演奏することが楽しい、という意見が一致して」と。
今年10月25日、阿佐ヶ谷ジャズストリート出演も谷口さんよりオファーを頂いたが、その案内もトーク。
「実は実行委員の方に『小唄名人会』」とタイトルを申し上げたら、邦楽の小唄と勘違いする方がいるやも、とのことで『ジャズ小唄名人会』としました(笑い」
ジャズの小唄ばかりを演奏、私としてはとても幸せな夜だった。