福井―東京

昨日は勝山市でのレッスン、先月からスタートして2回目。

田園にある我が家から車で出て町を抜け、再び自然風景の中を山へ登ってゆく、時折片側に九頭竜川が見えつつ、市街地に入らぬ集落にひっそりとあるカフェ。

家からカフェまで約30km、東京時代の自宅からだと銀座辺り、往復する風景の違いを今更ながら思う。

Uターン直後のブログで連日のように綴った自然風景の感動は今も変わらず、地元の方々に支えられて活動出来ることがありがたい。

 

福井生活にすっかり馴染んで来たが、私が演奏家としてスタートし育ててくれた東京へ敬愛の情も変わらず。

本日は東京、明日横浜で演奏終了後に福井に戻る。

 

17(火) 銀座「スイング」有料動画配信

18(水) 横浜「俺のフレンチ横浜」

 

 

ご近所ライブ大盛況

昨日、ご近所の個人宅サロンでのソロライブ。

近場の方や地域外からお越しの方など20名ほどのお客様をお迎えしても余裕、周囲は田園で音を気にすることもなく、グランドピアノと音響設備で演奏環境も良し。

皆さん検温や消毒などされ18:30スタート。

イパネマの娘」「酒とバラの日々」「L-О-V-E」他お送りして休憩。

第二部リクエスト、どんな曲が来るかと思った。

モナリザ」「ルート66」「ペーパームーン」「煙が目にしみる」などの他、「テイクファイブ」「ニカの夢」「サテンドール」などジャズ通の曲も、私のレパートリーを御存知かのような曲揃い。

ピアノ演奏と弾き語りで次々とオールリクエストのステージ、ラスト「フライミートゥザームーン」で終えると即アンコール拍手。

「サニーサイド」は手拍子で大盛り上がり、熱い拍手と「楽しかった」の言葉に安堵。

自然豊かな郷里、私の音楽をこれほど喜んでもらえる人がいることに感謝。

さて本日は勝山市にレッスンに伺う。

 

近場の風景

本日は個人宅にお招きいただいてソロライブ。

先月出演したカフェ「森のめぐみ」でお声がけ頂いたのがきっかけで、我が家から徒歩圏内のお宅と知って驚いた。

東京時代も個人宅でのライブは幾度かあったが、これほどのご近所は初めて。

 

「森のめぐみ」、来月ソロライブ予定「サジ・スペース」も車10分圏内、その他活動範囲が東京に比べると近場ばかり。

「近場」感は車移動がスムーズなこともあるだろう、日常的な移動で身体的に運転に支障なければ都会より交通の便が良いとすら感じる。

 

将来的な帰郷は夫婦で決めたのは50代だったが、演奏活動もそこそこ忙しいままに60代半ばとなりコロナきっかけで決断、地元知人にお伝えしたのは昨年5月。

皆さんから歓迎返信を頂いた中で、あわら市の方から「こっちにも演奏出来る場所があります、待ってます!」

何の目途もないUターンの淡い希望だった、それが現実となって活動が始められているのは地元の方々のお陰。

1年前、東京から見る郷里は自然の美しさだけで演奏家としての風景は全く見えていなかった。

 

銀座スイング47周年

銀座「スイング」が47周年を迎えた。

初出演は20代半ば、ジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」の活動を始めた頃で、超一流演奏者揃いのライブ店に出られることに嬉しさと緊張を覚えた記憶がある。

開店当初から出演される北村英治さんは雲の上の存在だった。

 

それ以前、北村さんがよく出演されていたのが銀座ライブ「ジャンク」で、スタッフが独立して「スイング」開店。

その後系列店舗として銀座「スイングシティ」、田町「三田倶楽部」と増え、「ロミ&ジョーカーズ」解散後にピアニストとして各店舗に時折呼んで頂いた。

 

2000年に北村英治カルテットのレギュラーピアニストが退団することになり4~5人のピアニストが担当、私もその一人。

この年の終わり頃からピアニストが私だけとなり、毎月「スイング」2~3回、「スイングシティ」と「三田倶楽部」それぞれ1回の出演、いずれも満席だった。

 

創始者は「スイング」1店舗に整理してご子息に代を譲られたが、コロナという世界的苦難が続く中も豪華メンバーによるライブを守り続ける気概と奮闘に頭が下がる。

 

来週17日出演します有料動画配信こちら

 

 

善意

6月4日のソロライブ会場の「サジ・スペース」は、福井に住んで初めて自主企画で、オーナーのママさん「手が足らないので当日受付をお一人お願いできたら」と、支援者に相談すると快諾してくれた。

その後、更に2名の応援も追加「3名で受付、検温、集金を担当します。皆お客としてもライブ楽しみにしてます」と。

「検温」は今月の連休明けから感染者数も増加している今、地域活動の抱負な経験からの判断からか、その判断と行動力に驚く。

 

福井に住み始めて東京時代との違いは処々感じつつ馴染んできたが、演奏活動において手探りになることは多く周囲の方々のサポートがなければやっていけない。

一般の方から見れば演奏家が何をどうして仕事になるのか理解できなくて当然で、こちらとしても条件を線引きし難いことは多い。

演奏家は音楽のことしか考えて生きていない人がほとんどで、私などその典型でよくこれまで生きて来れたとすら思う。

それは周囲の善意に支えられているからで、深い感謝とそれに応えるべく精進あるのみ・・・と、単細胞ながら本日も元気に生きる私。

 

5月スケジュール

6月4日 サジ・スペース・ソロライブ「自画像の音色」席残りわずか

 

 

 

 

リフレッシュ

一昨日は夫婦で石川県能登に向かった。

途中寄った千里浜(ちりはま)、日本唯一車で走れる浜と聞いていたが行くまでは半信半疑。

砂が細かく土と同じ状態で普通に走行可能、不思議な初体験。

温泉に1泊し昨日帰路金沢市に寄った。

中心部の香林坊でランチをとり附近散策、たまたま通りかかった老舗ジャズライブ「もっきりや」にごあいさつのみ立ち寄った。

若手の頃3年前にも富山のベーシスト岡本さんと出演、マスターに福井Uターンを告げると「噂にはお聞きしてました」、またご縁があればと。

連休中明けでどこも空いていて密もなく、すっかりリフレッシュ出来た。

 

今月半ばからライブやレッスン、東京と横浜での出演から戻った翌日は函館より兄が来る。なにかと忙しい後半となりそう。

 

60年ひと足

大型連休も終わりコロナ感染者数が気にかかるところ。

今月中のライブはいずこも予約満席、6月4日予定のソロライブもあと2~3名で定員、規制復活などないことを願う。

このソロライブは私の小学生時代からUターンまでを忘れ得ぬ曲で綴る。

60年の歩みを1時間半余りに凝縮、これは入れたい、いやそうなるとこれもと悩み果て無いが、お客様が楽しめること優先で選曲構成が進んでいる。

 

ゲストで招かれる演奏では譜面が必要な場合もあるが、自分が主であるライブでは譜面を見ることは極力せず覚えて演奏する。

それはジャズの即興性や自由さの表現でもあり、もう一つの理由として視力低下も読譜の負担を増している(汗)。

 

そんなことで連休中はずっと家で仕事をしていたのでここで完全休養、明日はブログ更新も休んで今月後半のライブに向かう。

 

5月スケジュール

6月4日 サジ・スペース・ソロライブ「自画像の音色」席残りわずかとなりました