彩雲追月1

昨日の続きになる、1997年にあるプロデューサーによる二胡チェン・ミンさんのコンサートを2回終えて、共演はそこまでと思っていた。

ところがチェン・ミンさんから「今後個人的にライブを、出来れば毎月やって行きたい」と申し出があった。

日本に来て初めて知ったジャズに魅力を感じ、私も初めて出会った二胡に新鮮な興味を覚え、継続は嬉しかったがコンサート曲だけでは足らず、レパートリーを増やさなくてはならない。

この楽器が最も生きる中国曲のアレンジで、チェン・ミンさんからお借りした二胡音楽カセットを毎日聴いた。

 

中でも「あれ?」と耳にとまったメロディー、祖母が好きだったテレビ懐メロ番組で聞いた歌謡曲「南の花嫁さん」だ。

高峰三枝子さんが歌った、〽ねーむの並木の~、ヒットしたのは戦時中だが私が高校生時分にテレビCMに使われていた。

タイトルは中国語で「彩雲追月」、中間部に耳慣れぬメロディーが登場するが、日本の曲に違いないとチェン・ミンさんに言うと「いえ、これは中国で有名な伝統曲です」

どういうことか?、謎の答えを知るのは少し後になるが、長くなるから明日にしよう。

 

5月-6月スケジュール