昨日、銀座「スイング」、右近茂さんTS 鈴木直樹さんCl 小林真人さんB 八城邦義さんDrで出演。
長いコロナ休業に入って今月10日に出演して以来のライブ、多くのお客様来店、以前に戻ったかの雰囲気だったが、店内随所に感染予防対策でマイクにもカバーが。
名手揃いの出演で"Undcided"からスタートし、リクエスト「リンゴの木の下で」「スターダスト」など。お客様も「やはり生はいい、動画とは全く違うよ」と、自粛生活の待ってましたとばかりのお楽しみ、それは我々も同じでノリに乗った。
北京ドライバー3-べらんめえ
運転手はぶっきらぼうに「観光か?」と聞くので、「そうだ」と答えると「どこに行った?」。
緊張しつつ、長城の往復が渋滞して市内どことどこ回って、故宮は閉館時間アウトだったと言うと、「あ、そらぁあんたが悪い」といきなり。
巻き舌のようなクセは生粋の北京っ子だろう、日本語でいえばべらんめえという感じ。
「私が悪い?」と聞き直すと、「そらそうだ、俺に頼んでくれたら、ここからこう回って故宮も行けたんだ」
心の中で”いや、この車だったらチャーターしないよ”だったが、最初の印象ほど不愛想でもなさそうだ。
運「後ろは親父さんか」、70歳のHさんのことだ。
私「いいや、私の生徒」、
運「生徒?じゃ、あんたが先生か?」
私「そう、私はジャズピアニストで、あの人はレッスンの生徒さん」
運「へぇー!お年寄りが生徒であんたが先生とはなぁ」
言葉はぶっきらぼうでも人柄は決して悪い感じはしない、フーテンの寅さんのような人、勝手な想像して申し訳なかったと心で詫びた。
後ろ3人に会話の内容を伝えていると、
運「日本語で『謝謝』は何て言うんだ?」
私「ありがとう」
運「アイヤトー?」
私「ううん、ア・リ・ガ・ト・ウ」
運「アーリガートー」
私「上手い!」、後ろからも「そうそう、ありがとう」の声に運ちゃん照れ笑い。
車内はほほえましい雰囲気だった。
ところが、この後予想もしなかったスリルが・・・。続く。