北京ドライバー1-にわかツアコン

2006年秋、ピアノの生徒さんたちと北京旅行に行くことになった。

20代女性二人と70歳男性、皆さん中国は初めてで、北京に何回か行った私がにわかツアコンとなって2泊3日の旅。

 

到着した翌日は快晴に恵まれ、「万里の長城」からスタートする一日の予定、これまでの経験からタクシー貸切は直接交渉。

タクシーは基本料金にランクがあって、当時は安いと小さくて状態も悪い車が多く、運転手も制服がなく自由、ホテル前に並んだ中から「この車でこの人なら」と選び値段交渉して出発。

運転手ピーさんは40歳過ぎた辺りか、韓国製シエンタイ(現代)の新車、ポロの水色ボタンダウンにスラックス、髪型もこざっぱり、とても穏やかな人でカタコトの私にも丁寧に受け答えしてくれた。

 

前回長城に行ったのは6年前(2000年)で道路が空いていて40分ほどで到着、ところが市内も高速も凄まじい渋滞で2時間半かかった。

到着した八達嶺長城登り口、以前は小さなお土産店がぽつんとあって、でこぼこした広い空き地に適当に駐車した、それが、凄い人混みの向こうにビルがデンとあってお土産店と有名レストランの看板、駐車場は整備されて大型観光バスずらり、数年前とは別世界だった。

 

ピーさんに冷たいドリンクを渡して駐車場で待機してもらい長城へ、高低差ある石段の連続で70歳のHさんが心配だったが、とてもお元気に楽しんでくれた。

帰路も渋滞して北京市内に戻り遅めのランチ、その後市内何か所か立ち寄り、午後4時近くに天安門広場で下り、ピーさんに支払ってお別れした。

この後「故宮」観光で無事予定終了のはずだったのだが・・・。