本日はイタリア映画「刑事」(1959)とテーマ曲「死ぬほど愛して」。
原題は Sinno’ Me Moro、♪アモーレ、アモーレ、アモーレ、アモーレミーオ♪の歌詞をご記憶の方は多いだろう、イタリア語で私の愛しい人の意味だそうだ。
昨日紹介した「いるかに乗った少年」と同じくトリオ・ロス・パンチョスのレコードで覚え、映画は家の白黒テレビで見て「あ、この音楽だったのか」。
それが小学生高学年で以後見ておらず、刑事が犯人を追い詰めるラストしか覚えていないが全体に地味で暗かったような記憶がある。
しかし、仏映画「死刑台のエレベーター」も少年時代に暗く感じたが、大人になって見直したらジャンヌ・モローのほぼ主役とも言える存在感と魅力、そして全編に流れるジャズ(マイルス・デイヴィス)とで全く違う印象になったから「刑事」もどうだか。
「アモーレミオ」のフレーズを次に耳にしたのは中学生になってからだった。
イタリア人女性と日本人男性のデュエット「ヒデとロザンナ」のヒット曲「愛の奇跡」で間奏で「アモーレミオ」のセリフ、自分の中でトリオ・ロス・パンチョスから「刑事」の流れにつながった。
それから30年余り後にロザンナさんの伴奏仕事を頂いて、生「アモーレミオ」を聴くとは思いもしなかった。