映画と音楽10-特集事始め:富山

本日「俺のフレンチ横浜」ランチ、ソロ~ディナー、酒井一郎(B)さんと出演。

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1985年頃、富山市に同行するベーシスト氏に、羽田空港の駐車場事情の悪さを告げ「車でなく電車で」と言って空港ロビーで待ち合せた。

ところが時間を過ぎても来ない。

携帯電話のない時代で、連絡も取れぬまま出発時間となって一人で飛んだ。

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富山空港に迎えに来てくれた知人は「あれ、一人?!」と驚き、事情を話しながら市内のレストランへ。

出迎えてくれたオーナーの優しい笑顔に恐縮しつつ経緯を話していると、スタッフが「高浜さんにお電話です」。

受話器を取るとベーシスト氏、「すまん!車で来て駐車場に入れなかった、今、羽田のロビーにいるから」

私「えっ車で?!だから電車でと言ったのに!」

彼は自宅からベースを車に積んで最寄り駅の駐車場に入れて電車、と、一旦は思うも「大丈夫だろう」で羽田空港には余裕で着いたが、駐車場満車の長時間待ちは想定外だった。

事前にそれを告げた私は「あれほど言ったのに」と唇を噛んだが、「キャンセル待ちで向かうから」と精一杯元気な声(今も耳に残っている)、とにかく来てさえくれればそれで良い。

 

オーナーに伝えると「まだ時間はあります、後の便でも間に合いますから」、落ち着いた笑顔に癒された。

羽田空港から50分のフライト、富山空港神通川河川敷にあって市中心まで近い、紹介してくれた知人「連絡来たらすぐ迎えに出るから」とスタンバイ、先ずはひと安心だった。

続く

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