シライハウス

昨夜、福井市のジャズスポット「シライハウス」、緊急事態宣言(国でなく県独自の)で長い糾合を経て規制緩和で営業再開、昨夜訪ねた。

オーナーの白井淳夫さんは素晴らしいアルトサックス奏者で、40年ほど前まで東京で活躍され福井にUターン。私は20代終わりごろに帰省して知り合った。

お店を1987年に開店して以後、福井にジャズを浸透させた功績は偉大。

 

ジャズの歴史で60年代にモダンジャズが芸術音楽であると評されると、大衆性に反する価値観を求めるファンも生んだ。

それ以前「ジャズ喫茶」と言えばポップスも含む生演奏の店だったが、この時代になるとモダンジャズに特化した喫茶店を意味するようになる。

コアなファンが集う聖域のような店もあって、知らずに入ろうとしたカップルが逃げるように出るなんてこともあった。

かつて福井もその時代があった、そこに白井さんの登場、演奏技術とお人柄、そして大衆性に背を向けない音楽性が多くの人をひきつけた。

 

福井生活スタートした私、白井さんの足元にも及ばぬ気さえするが、コロナ終息の未来に向けて歩んで行きたい。