手と頭

遠方の方からレッスン依頼を受け資料作りをしている。

昨今流行りのネット回線通信の同時レッスンと違って、DVD動画収録して郵送する半アナログ。

この通信レッスン、東京時代は住環境の問題から都心の店をお借りして収録したが、福井に越して自宅で出来るのはありがたい。

 

通信でも地元でも、レッスン用譜面の作成でコード記譜に「手」と「頭」の錯誤が生じることがあり必ず弾いて確かめる。

曲のコード進行は複数選択可能な部分がある、いわば出発点から目的地の途中に分かれ道A、B、C、3本、それぞれ景色が少し変わるが好みで選ぶ。

普段演奏するコードはAなのに机上でBを選んでしまう違い。

他にもライブでベーシストがご存知ない曲のコード進行を急ぎメモ書きする時も起こる。

 

よくお客様から「ジャズは譜面を見ないんですか」と聞かれるが、すっかり記憶して、つまり体で覚えてコード進行など無意識で弾いている、手と頭、脳科学の不思議。

 

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