本日は福井市河合公民館の月例ジャズ講座とヴォーカルレッスン。
ジャズソングを皆で歌う講座の2年目に入った今回の曲は「素敵な貴方」
原題として"Bei mir bist du schön"のドイツ語表記が多いが、“Bei Mir Bistu Shein”も、これはイディッシュ語、東欧に住むユダヤ人が話すドイツ語に近い言語だそうだ。
「バイ・ミール・ビストゥ・ドゥ・シェン」、シェンはシャンとも発音され意味は「素敵な」「美しい」
このシャンに英語のバックが合体した「バックシャン」という日本語があった。
後ろ姿美人のことで、昭和時代の男性が使ったが今では差別用語だろう。
「素敵な貴方」は米国のユダヤ系移民によるイディッシュ語ミュージカルで歌われ、英語歌詞によって1930年代にアンドリュース・シスターズのコーラスで大ヒット。
日本でも親しまれ寄席芸人「灘康二とモダンカンカン」出の曲としても使われた。話は尽きないが、講座では曲に関連してジャズコーラス史も交える。