4月に開催した北村英治カルテット福井公演で、私と北村さん共通の親しいお客様が全国からお越しになってくれた。
北海道から四国まで各所、終了した後もチームメンバーとSNS交換などの交流が生まれた事は嬉しい。
昨日もチーム代表の倉内さんが、横浜から郵送されたメッセージと写真を我家に届けてくれた。
こうして人の手を介して届くことに温情を感じるのは、年寄りばかりでないと思いたい。
今はネット上で瞬時にして世界中と交流が可能だが、やはり何かのきっかけで出会い言葉を交わし行動を共にして生まれる親交を大切に感じることに変わりないだろう。
出会いがあって交流が続くこともあれば、一旦別れてまた復活も、これら全て日本語の「縁」一言で表現できる。
ふと「袖ふれ合うも多生の縁」という諺を思い出す。
袖ふれ合うのは日常着が和服だった時代感覚かと思うが、年を重ねるほどに「縁」に感る不思議さや深みが増す。
福井で育ち東京でジャズ演奏家となり帰郷して今、歩む人生に何か縁の力があるようにも思う。