昨年秋にピアノレッスン始めたお一人が高校生、「イパネマの娘」を終了し次の希望曲あればと聞くと「ブルースやってみたいです」
初心者として「フライミートゥザムーン」「ムーンリバー」など有名スタンダードから選曲することが多いが、ブルースとは意外。
課題曲 "C Jam Blues" を選んだ。
ブルースは20世紀初頭にアメリカ南部の黒人が生んだ音楽形式で、12小節ワンコーラスで同じコード進行を繰り返す。
ジャズ~ブギウギ~ロックンロールと時代経ても形式は変わらず。
私が小6から中学時分、ベンチャーズ、ビートルズの幾つかの曲に共通するブルースコードを覚え、高校時代ジャズ入門のきっかけとなった。
上京しジャズを学ぶ手始めに"C Jam Blues"のアドリブコピーをした。
レッド・ガーランドのアルバム"GROOVY"収録の名演。
展開される長いアドリブは実に見事で「どうやったらこんな演奏ができるんだろう」と強い憧れを抱きつつ。
高校生への参考資料作成に50年前とのリンク感じる。
さて今宵は福井市「シライハウス」出演、有名スタンダードベスト10入りしない通好み小唄をお届け。