車内限定

昨日、銀座「シグナス」、水森亜土&トリオのライブ、多くのお客様がお越しになってくれた。亜土さんとの月例ライブは上野「アリエス」と月に2回で、終演後は亜土さんの車を運転してご自宅へ、私は徒歩3分の最寄駅から2駅、電車に乗って帰宅する。

帰路の車内ではたわいもない話に花が咲き乱れるが、私にモノマネのリクエストがある。
昨年は号泣議員などの時事ネタもあったが、このところ時代をかなり遡ったネタが続いている。およそアラカン世代以下の方には全く分からぬネタばかり。

私が子供から少年期、明治生まれの祖母と過ごす時間が多く、テレビの懐メロ番組や寄席番組をよく一緒に見た。それで、戦前からの歌手、藤山一郎東海林太郎などを記憶していることは先週末のブログにも書いた。
寄席番組ではモノマネ芸人が時代劇俳優、大河内伝次郎、片岡知恵蔵、上田吉二郎などのマネをしていて、本人をテレビ映画で見て「あ、これが本物か」と覚えた。

ただそれだけなので、それらしい口調で台詞を言うだけなのだが、亜土さんはとにかくちょっとしたことをよく笑う。
笑いながら、「次、上田吉二郎やって!」とリクエストするので、こちらも調子に乗ってやっている内にご自宅に到着、車内劇場の幕となり、亜土さん「あー、今日も面白かった」と。

毎回亜土さんから「それ今度、ステージでやってよ」と言われるが、世代的に理解を得ることはなかろうお客様の前での披露は、固くお断りしている。
と、こんなことをブログに公開すると、「やってよ」と言うお客様がいないとも限らないが、亜土さんとの車内限定ですので悪しからず。

さて、本日は銀座「スイング」、北村英治さんのライブに出演。