何でも

猛暑続きで汗はベタベタ不快ではあるが、このところ身体は軽い。
昨日、銀座「スイング」、北村英治カルテットにゲストはトロンボーンの片岡雄三さん。

毎回リクエストカードはたくさん来るが、「フライミートゥザムーン」「嘘は罪」など、いずれも「高浜、これ歌うだろ」と振られて、弾き語り。

普段にないリクエストで歌う時に北村さん「高浜は何でも歌を知ってるから、助かるんです」ときまって言うが、私はピアノのついでの兼業歌手で、専業歌手よりレパートリーは少ない。

しかし「何でも」という言葉によって、お客様にもお得感と年下のメンバーをたてる北村さんの人柄、そういうプラス効果がある。

時に北村さん、私が全く歌詞をしらない曲のリクエストでも「これはきっと高浜が歌ってくれる」と無茶ぶりをしかけ、すかさず、「それ歌ってません!」と否定することも。

ではあるが、いきなりのリクエストで(いや、リクエストは大抵いきなりだけど)、パッと歌って、北村さんの「何でも」に近ければ、お客様も喜んでくれると思い、あれこれ、うろ覚えの歌詞ノートを常備している。
使用するのは、ごくごくたまであるが。

さて、親しいMさんが札幌からお越しになっていて、一昨日のアリエスと昨日のスイングを楽しまれて、本日はピアノレッスンも予約されている。

連日の猛暑でこちらが北海道に行きたいくらいだが、東京に来ないと得られぬもののために時間を作って足を運んでくれる、実にありがたいことだ。