北陸新幹線6-冬の日本海

富山県、石川県、関東にチェーン展開する「明文堂書店」、カフェとピアノがある何店舗かをクリスマスシーズンに巡るソロ弾き語りツアーが決まった。

この頃、弾き語りは日常的になっていたが「フライミートゥザムーン」「虹の彼方に」など一般的人気の曲は歌っておらず、書店でジャズファンでもないお客様が楽しんでくれるのか期待と不安が半々だった。

 

夏が過ぎる頃、銀座「スイング」に魚津のIさんがお越しになって、北村英治さんに丁寧なあいさつと池田弥三郎さんとのご縁を話され、「暮れのお越しを楽しみにしております」と。

暮れは仕事が多くスケジュール調整も大変だったが、上手い具合に書店ライブと魚津ディナーショーが繋がり、石川県金沢スタートで最終は富山県魚津まで5日間の北陸ツアーとなった。

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上越新幹線「越後湯沢」、前回観た初夏の緑は雪の白へと変わり、特急「はくたか」に乗り換えて「六日町駅」、街の屋根雪が半端ない豪雪地帯でやや減速して走行。

山を下り日本海側に出ると雪はぐんと減る、どんよりと重い鉛色の空と海、私には懐かしい北陸の冬景色だ。

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定刻より少し遅れて金沢駅に到着し迎えの社員さんの車に、東京と違って皆さん車通勤で書店も駅から離れている。

到着すると広々とした駐車場にデーンと白い建物。

1階は一般書とレンタルDVDにカフェ、2階は文具、専門書他、3階は子供書籍と遊戯スペースなど、いや驚いた、東京では考えられない書店モール。

おしゃれなカフェとグランドピアノに不安も少し和らいだが、書籍スペースとの壁はなく、社員の皆さんも慣れぬイベントの様子、出来るだけ愛想よく気遣った。

どんなライブになるのだろう。