媒体

昨日、池袋「ばがぼんど」ソロ弾き語り。
初めてお会いするお客様が多かったが、頂いたリクエストを次々とお送りし楽しんでくれた。

初めてお会いする方々からよく、「他の日はどんなところで演奏してますか?」と質問を受ける。

ライブ事情に詳しい方でない場合、ライブハウスの名を告げても分からないし、他店
の宣伝になるようなことも出来ないので、「毎日あちらこちら」と答え、「良かったらホームページをご覧ください」と付足す。

インターネット普及以前は、「ぴあ」などのタウン情報誌を買って調べたり、ミュージシャンは毎月の個人出演予表をコピーしたものをお客様に手渡し、或いは、はがきなど郵送したり、紙を媒体として手間をかけていた。私もその一人だった。

それがネットの普及で、ホームページで手間要らずで広く世間に告知できるようになった。
更にSNSなどなど便利ツールがどんどん出現し変化する。

そういう新たなメディアを得ると、何だか手間いらずでわんさかお客様が来てくれるような気分になったが、世間的な有名芸能人と違って、私の情報だけをネットで探してお客様が来るなんてことはない。

時には、わざわざネットで調べてお越しになってくれるお客様とお会いすると、ああネットのお蔭だと感じるが、ライブに足を運ぶお客様に関しては時代の激変を感じるほどでもない。

ま、しかし、こんな個人的で誰に向かって言うでもないことを世間にさらすなんてことは、紙を媒体とした時代にはなかったことではあるが。