趣味とてなく

40代半ばから50代にかけて中国趣味にはまった。
語学と文化に強い興味があり中国へも何度か行った。

2000年に上海に演奏仕事に行ったのが最初だったが、ちょうど中国が経済発展の初期段階で、新旧の顔が混在するところが面白かった。

とくに旧の部分、現地の人はのんびりしたところがあって、片言話者の私に親切にしてくれ、街のそこここに不思議と昭和を感じるような懐かしさもあり、興味の熱も上がった。

その熱が2005年頃から徐々に下がっていったのは、多分、急速な経済発展によって旧の部分が激減していったからかもしれない。

それでも2年ほど前までは中国語サークルに参加して、そのお陰で2014年の台北コンサートでは中国語トークもやったが、そのサークル解散と同時に唯一の趣味もなくなった。

クルーズ仕事で以前は必ず書いた絵日記も今はやらず、何も趣味がない今は仕事が何より面白い、と言うか、それしか面白いことがない。

北村英治さんの場合、80過ぎまで釣りにゴルフに彫金に絵画と、趣味も多彩だったが私は全くそうでもない。

この先、仕事以外で何か新たな趣味というのがあれば良いと思うんだけどなあ。

などと言いつつ、さて本日は俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA
にレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で出演。