余計じゃない

昨日、銀座「シグナス」、水森亜土さんとレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)出演での月例ライブは満席の盛況だった。

知人のお連れが上海出身と聞いた亜土さん、私に中国語の歌を歌ってと。

正直、中国出身の方とはいえ、なにもジャズライブで中国語の歌やらなくてもいいんじゃないかと、ちょっと余計なおせっかいに感じた。

「どこの席?」と聞いて客席に行くと若い女性なので、曲自体を知らなければ楽しんでもらえないかと、「夜来香(イエライシャン)知ってますか?」と聞くと、「あ、テレサ・テンの、よく知ってます!」。
留学で10代か日本に住んでいるそうで、全くのネイティブ日本語。

ならば、と。

この他にもリクエスト、"Wave"、そしてご常連のTさん「酒とバラの日々」をスローでなどなど、2回目ステージはオールリクエストをトリオでお送りして、続けて定番曲「ボナセラ」で亜土さん登場。

終えてその上海女性、とても喜んでくれて良かった。
余計なおせっかいに感じた亜土さんの気持ちには、ごめんなさい。

「夜来香」は1940年代の曲、80年頃にテレサ・テンリバイバルヒット、既に35年余り経てなお中華圏で若い人も知るスタンダードだと再認識。


さて本日、銀座「スイング」、北村英治さんのライブに出演。